ミドリムシが宇宙へ!宇宙食、燃料として人類を救う?

ロケットに乗って地球を飛び出て、地球以外の星で農業をしながら生活する・・・手塚治虫のマンガのような話ですよね。
しかし、ミドリムシがこうしたフィクションのような世界を実現してくれるかもしれません。

今回は、「ミドリムシ宇宙へ!宇宙食、燃料として人類を救う?」と題し、ミドリムシが宇宙食として、あるいはロケット燃料としてどのように期待されているかについて紹介します。ミドリムシは、宇宙食として食べられるだけではなくて(それも十分にすごいことですが)、宇宙で育てられる可能性も秘めているんです。

1.ミドリムシが宇宙へ飛び立ち人類を救う!?

1970年代に、NASAが宇宙食としてミドリムシに注目して以来、ミドリムシが宇宙開発に大きくかかわる可能性が期待されています。

そして、もし宇宙食やロケット燃料としてミドリムシの活用に成功した場合、人口爆発や資源の枯渇といった地球規模の問題の解決の糸口になる可能性があります。

現時点でそのようなことを書いてもファンタジーやフィクションにしか思えないかもしれませんが、実際に科学者や大学の研究者、実業家たちがミドリムシの可能性に期待し、研究が進められています。

ミドリムシと宇宙とのかかわり

ミドリムシと宇宙とのかかわり
アメリカ航空宇宙局(NASA)や宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、かつて研究に着手していたことからも、ミドリムシと宇宙は今後大きくかかわっていく可能性があります。

いずれもまだ研究・実験段階ですが、ミドリムシには、①宇宙食として②ロケットの燃料として、の2つのかかわり方の可能性があります。

ミドリムシ燃料のエネルギーでロケットが宇宙に飛び立って、そのロケットの中で宇宙飛行士がミドリムシを食べている・・・なんてSF映画でもありえないような話ですよね。

宇宙食としてのミドリムシ

宇宙食としてのミドリムシ
59種類の豊富な栄養素をバランスよく含んでいて、長期保存が可能なミドリムシは、宇宙食に適していると考えられていて、その研究が進められています。なんと1970年代には、NASAも注目し開発に取り組みましたが、この時には大量培養に成功できず、NASAは開発を断念しています。その後、2005年に、日本の東大初ベンチャー企業のユーグレナ社がミドリムシの屋外での大量培養に成功し、再び、ミドリムシの研究が加速しています。

「ユーグレナはNASAも注目!ミドリムシが宇宙食に適している理由」

実際に、2015年12月に九州大学大学院工学研究院の星野准教授を代表者として、ユーグレナ社などが提案をした「宇宙空間におけるミドリムシによる物質循環サイクルの実現可能性検証」がJAXAに採用され、研究されることが決まっています。難しいタイトルの研究名称がついていますが、内容は空気や二酸化炭素の無い宇宙空間で、人の吐く息に含まれる二酸化炭素や排出物として発生するアンモニアやリン酸を用いて、食用のミドリムシを培養する研究です。

また、水と二酸化炭素、光があれば、過酷な環境でも培養可能なミドリムシは、宇宙ステーションなどで培養をする可能性についても研究が進められています。宇宙ステーションでの培養が可能になれば、人が宇宙で食材を調達できるようになります。素人の目線で考えても、宇宙でレタスやトマトを栽培しようとしてもとても実現できそうな気がしませんが、小さな体にパワーを秘めたミドリムシなら・・・何とかなりそうな気もしますよね。

ロケット燃料としてのミドリムシ

ロケット燃料としてのミドリムシ
ミドリムシは、ロケットの燃料としての活用についても、古くから可能性が期待されています。
ただし、ロケット燃料の開発についてはまだ具体的な研究内容や成果が発表されているわけではありません。

しかし、バス燃料の一部としてはすでに実用化されており、ジェット機燃料の一部としては2020年の実用化を目標として開発が進められています。実用化がまさにすぐ目の前まで迫っているといった状況です。ロケット燃料は、ジェット機燃料を応用して作ることが予定されていますので、ミドリムシ燃料のジェット機の動向が気になるところですね。

「ミドリムシ燃料がジェット機を飛ばす!?」

ただし、現状のところは量産化の可否とコスト面がネックになっています。

ちなみに、ミドリムシ燃料については、ホリエモンこと堀江貴文さんがかなり前から(ミドリムシの健康食品が有名になるよりももっと前から)注目をされていて、「ウチのロケットでも試したい」とラブコールを送られています。

2.まとめ

59種類の豊富な栄養素をバランス良く含んでいるミドリムシは、他の物を食べなくても人間が必要な栄養素をほとんど摂れるので、宇宙食に非常に適していると期待されています。

また、ジェット燃料やバスの燃料などに実用化が進んでいますが、二酸化炭素を増やさないバイオ燃料としての開発が期待されていて、将来的にはロケット燃料として実用化される可能性もあります。

今後のニュースに注意して、期待していきたいですね!

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