
白髪にもミドリムシが効果的?若々しさは髪から
category | ヘルスケア[健康と効能]
2019/04/15
白髪が増えてくると、焦りを感じてしまったりしますよね?近藤サトさんのグレイヘアが注目を浴びていますがツヤのある黒髪で若々しくありたいと思うものですよね?
そんな白髪が気になる方に、ある情報が・・・
「白髪にもミドリムシが効果的?若々しさは髪から」
なんと、白髪の予防や対策にミドリムシの摂取が効果的かもしれないということが分かってきました。
今回は、白髪の原因や改善方法を交えながら、ミドリムシの持っている栄養素がどのように白髪に効果的なのかを紹介しています。
1.どうして白髪が増えるの?改善するにはどうすればいいの?
白髪対策に適した食品といえば何が思い浮かびますか?ワカメ、昆布、黒ゴマ、チーズ・・・?
実はミドリムシも白髪の対策に効果があると期待されているんです。
考えてみれば、ミドリムシはワカメや昆布と同じ藻の仲間なので、同じような効果があっても不思議ではないですが、それでも淡い緑色のミドリムシが白髪を防いでくれるって不思議な感じがしますね。
そこで、まずは白髪が増えてしまう原因と根本的な対策について紹介しますね。
白髪の原因はメラニン不足
いきなりですが、白髪の原因は髪にメラニン色素が不足するためだといわれています。
加齢による白髪の増加も、若白髪もストレスによる白髪の増加も根本となる原因は同じです。
メラニン色素といえば、肌のシミやくすみ、日焼けなどの原因になるため、女性にとっては敵というイメージが強いかもしれません。ですが、紫外線の予防、髪を黒くしてくれるという大事な役割を持っているんです。メラニンは、髪に色を塗る絵の具のような細胞なので、メラニンが不足すると白髪になってしまうということです。
メラノサイトという体内の専用の細胞で作られたメラニン色素が髪の毛にきちんと届けられることで髪の色が黒くなり、作られなかったり届けられなかったりしたときに白髪になるということです。
白髪の予防法はメラニンを増やすこと
「ではメラニンを増やせば、白髪は治るの?」
ということですが、現時点での医学や科学では、加齢が原因の白髪を治療する方法はわかっていません。ストレス性の白髪の場合は、ストレスの原因が取り除かれると白髪が黒髪に戻ったという事例がたくさんあります。また、若白髪に関しては、治療できる可能性があるとして、研究が進められているところです。
では、諦めるしかないのかというと、そういうわけではありません。
メラニン色素を増やす栄養素をきちんと摂ることで、白髪の増加を予防する効果が期待できるからです。ミドリムシには、髪のハリやツヤを引き出す効果も期待できるので、白髪の予防もできれば一石二鳥になります。
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突然の若白髪は病気が隠れている危険性もあるため要注意!
若白髪が急激に増えた時には、以下の病気が潜んでいる場合があります。
- 甲状腺の疾患
- 悪性貧血
- 尋常性白斑(白なまず)
- フォークト・小柳・原田病
いずれも深刻な事態に繋がってしまうケースがありますので、気になる方は白髪を「体からのサイン」として受け止めて、病院で診察を受けるようにしましょう。
2.ミドリムシが白髪の予防に効果的な理由とは?
「メラニンを増やせば白髪予防になる」って言われても、「メラニンを増やすには結局どうすればいいの?」って疑問は残りますよね?また、メラニンを増やした場合、肌にシミが増えてしまわないかということも気になると思います。
白髪対策にも効果的なミドリムシの働きを交えながら、どのように白髪の予防をおこなえばよいかについて紹介します。
メラニンを増やす3つの方法ーメラニンの原料を摂取すること・メラノサイトの活性化・過酸化水素の分解
メラニンのことを「髪に色を塗る絵の具のような存在」と書きましたが、メラニンを作るホルモンであるメラノサイトは「絵の具を作る工場」です。
メラニンを増やすための方法は、絵の具の材料をたくさん増やすこと、工場を元気に働かせること、そして、工場の正常な稼働を邪魔する「過酸化水素」の蓄積を防ぐことです。
それらの働きを持つ栄養素は以下の通りです。
<① メラニンの原料となる栄養素チロシンを摂取する(増やす)>
チロシン
フェニルアラニン・・・体内で生成できない必須アミノ酸であるフェニルアラニンは、体内でチロシンを増加させてくれる働きを持っています。かつお節や大豆などに多く含まれます。
これらの栄養素の摂取の他に、チロシンの生成を妨げる貧血の解消も白髪に効果的です。
貧血を解消するには、鉄分やタンパク質、ビタミンCなどを摂取することが効果的です。
<② メラノサイトを活性化させる>
銅・・・銅は、チロシンからメラニンをつくるスピードを速めてくれる働きを持っています。ホタルイカやゴマなどに多く含まれています。
亜鉛・・・白髪の対策に効果がある原因はまだ分かっていませんが、メラノサイト生成に間接的に関わることや、抗酸化作用によってメラノサイトの働きを邪魔する過酸化水素を除去する働きを持っていることが分かっています。豚肉やカキなどに多く含まれています。
ビタミンB12、葉酸・・・ビタミンB12はメラノサイトを活性化する働きがあります。また、メラニンの原料であるチロシンを運んでくれるのが血液ですが、ビタミンB12と葉酸は血液を作る働きを持っています。ビタミンB12は牛レバーやアサリ、サンマなど、葉酸は鶏レバーやブロッコリーなどに多く含まれます。
<③ 過酸化水素の蓄積を防ぐ>
鉄分・・・鉄は、過酸化水素を分解してくえるカタラーゼの原料になります。鉄が不足すると、カタラーゼも減少してしまいます。
ビタミンC、E・・・カタラーゼと一緒に過酸化水素を分解してくれるグルタチオンペルオキシダーゼを活性化してくれます。ビタミンCはピーマン、ビタミンEはうなぎのかば焼きなどに多く含まれます。
ざっと紹介しましたが、なんと、太字にした栄養素の全てがミドリムシに含まれています。
他に、白髪の対策として有効だといわれている栄養素にヨードがありますが、ヨードに限ってはミドリムシに含まれていません。しかし、1日のヨード推奨摂取量は、2200μg。食品に換算すると、ワカメ7gのみ。お味噌汁などで比較的容易に摂取できます。
お肉、魚、野菜、フルーツなど様々な種類の食物を食べないと摂れない栄養素がミドリムシだけで摂取できるってすごいことだと思いませんか?
メラニンを増加させて肌にシミが生じたりしないの?
白髪の対策を重視するあまり、メラニン色素が増えて肌にシミができてしまった・・・
そんなことになったらショックですよね?
実際には、ミドリムシの摂取によりシミが生じるほどメラニン色素が急激に増えることはありませんし、万が一メラニンが増えた場合でも紫外線を多く浴びなければシミにはつながりません。
どうしても気になる方は、紫外線の少ない夜寝る前にサプリを摂取するなどの対策をとることもできます。
また、ミドリムシはむしろ美肌に効果的な栄養素がたくさん含まれていて、美肌への効果が期待できる食品でもあります。
美肌の詳しくはこちら→「ミドリムシに美容効果!?美肌を手に入れる4つの効果」
ビタミンC、E、βカロチンなどの抗酸化作用のある栄養素を持つミドリムシは、肌の老化を防ぎシミやシワ、たるみなどを予防する効果が期待できます。
3.まとめ
ミドリムシの持っている59種類の栄養素は、白髪の改善にも効果が期待できることがお分かりいただけたでしょうか?
残念ながら、現時点では白髪を治すことは難しいといわれていますが、白髪の予防には十分効果が期待できそうだと思ってもらえたのではないかと思います。また、単に白髪を予防するだけではなく、髪のツヤやハリ、潤いなどの若々しさが期待できるのもミドリムシの栄養素のメリットといえると思います。
栄養素の摂取と同時に、ストレスのケアや十分な睡眠時間など、できるだけ健康的な生活にも心掛けてください。ミドリムシで栄養をサポートしながら、髪の健康や若々しさもケアしていきましょう!