ミドリムシクッキーはどんな味?地球を救うってホント?
category | 食品・ドリンクなど
2019/04/12
「ミドリムシを試してみたい!」という方にとって、ミドリムシクッキーは試しやすいお菓子ではないでしょうか?
クッキーは商品によってはワンコインで気軽に購入できます。また、ほんのり緑色の見た目も抹茶クッキーなどで見慣れていて受け入れやすいと思います。
今回は、「ミドリムシクッキーはどんな味?地球を救うってホント?」ということで、ミドリムシクッキーはいったいどんな味がするのか?どこで買えるのか?についてまとめました。
また、ミドリムシクッキーが手軽に一日に必要な栄養を摂れる例として、海外(バングラデシュ)でユーグレナ社が取り組んでいるプログラムについて紹介します。
ミドリムシは、「飢餓や食糧不足の問題を解決できる」といわれていますが、すでにその取り組みが始まっているんです。
1.ミドリムシクッキーってどんな味?どこで買えるの?
ミドリムシを使ったクッキーっていったいどんな味がするんでしょうか?
実際に食べてみた感想を踏まえながら、購入方法なども併せて紹介します。通信販売で購入できるミドリムシクッキーもありますので、購入して試してみるのもいいと思いますよ。
ミドリムシクッキーの味はどんな味?
まだ食べたことがない多くの方が気になるのが味だと思います。
実は、ミドリムシが配合されたクッキーは何種類かあります。
ただ、元々のミドリムシ自体にそれほどクセが強いわけではないので、どのクッキーを買ってもそれほど心配することはないかもしれません。
元々ミドリムシは風味の強い食品ではないので、クッキーになるとほとんど味は感じられません。食べた人の多くが口をそろえるのが、「大豆を使用したおからクッキーのような味」という感想です。
色味はほんのり緑色をしているものが多く、食感が少しぼろぼろとした感じになっているのがミドリムシクッキーの特徴です。
1枚に2億匹!?ミドリムシクッキー(日本科学未来館)
最も有名なのは、東京都の江東区にある日本科学未来館で2009年より販売されているミドリムシクッキー(5枚入り450円)です。
美味しく、特徴的なお土産として発売以来人気商品で、2018年現在も館内で販売されています。
1箱5枚入りで、1枚のクッキーには2憶匹のミドリムシが含まれています。1箱全部食べると、10憶匹=1gのミドリムシをだいたい摂取できます。
ほんのりバター風味の、やや甘さ控えめのクッキーです。
日本科学未来館の所在地
ミドリムシクッキーが販売されている日本科学未来館の所在地などの情報です。
- 住所:〒135-0064 東京都江東区青海2丁目3-6
- 電話:03-3570-9151
- 開館時間:10:00~17:00(火曜日定休)
他にもある!ミドリムシを使ったクッキー
ミドリムシを配合したクッキーは、他にも何種類かあります。
値段や含有量などマチマチですので、目的にあわせて好みのものを探してみて下さい。
<ユーグレナ・クッキー 東京大学コミュニケーションセンター>
引用:東京大学コミュニケーションセンター
ユーグレナ社と東京大学が共同開発したユーグレナ・クッキー(5枚入り500円)です。
東京大学の土産として受験生や在校生に人気商品の一つとなっているそうです。また、インターネットショッピングもできますので、全国から取り寄せできますよ。
<ユーグレナちんすこう 石垣市特産品販売センター>
引用:石垣島の特産品販売センター
ユーグレナ社がミドリムシを培養している石垣島の特産品販売センターで、ミドリムシとちんすこうのコラボ商品が販売されています。
ちんすこうとクッキーの大きな違いは、ラードを使用するかバターを使用するか、といった点でしょうか?ユーグレナちんすこうも、風味としては、やはりぼろぼろとした素朴な味わいが楽しめます。
ミドリムシの含有量は500万匹とのことで、他の製品と比較するとかなり控えめです。
<バイオザイムクッキャラ 株式会社アンテナ>
楽天やみどりむし市場などさまざまなネットショップで購入可能なみどりむしクッキーがバイオザイムクッキャラ(10枚入り3000円)です。
チョコレート、和三盆蜜、キャラメルが使用されているので、おやつとしておいしく食べたい方や置き換えダイエットをしたい方向けの商品ですね。ミドリムシの含有量は1枚あたり約3憶匹。2、3枚食べれば、サプリメント並の量のミドリムシを摂取できますよ。
2.飢餓を解決するためにミドリムシクッキーが活躍しているって本当!?
ユーグレナ社の出雲社長は、バングラデシュで貧困や飢餓を目の当たりにして、ミドリムシを使って将来の世界を救うことを決意しました。
2014年以降、ユーグレナ社はミドリムシクッキーをバングラデシュの子どもたちに配布し、飢餓や貧困の問題の解決の糸口にしようとしています。
ミドリムシが地球を救う
ユーグレナ社は、「ミドリムシが地球を救う」をスローガンに掲げています。
解決すべき問題の一つに、世界の飢餓問題や将来の食糧不足などの食糧問題があります。そして、ミドリムシの59種類の豊富な栄養素が、この問題の解決策になる、と期待されています。
世界中には栄養失調に苦しむ子供が10億人いるといわれています。
ユーグレナ社は、「ユーグレナGENKIプログラム」として、栄養失調に苦しむ世界中の子どもたち全員にミドリムシを届けることを目標としたプロジェクトを2014年にスタートしました。
バングラデシュの子どもたちにミドリムシクッキーを届け、栄養不足を解決する!
世界の栄養不足を解決するための事業は、創業のきっかけでもあるバングラデシュからスタートしています。
プログラムで使用されるミドリムシクッキーは1食6枚分です。1食でバングラデシュの子どもたちが特に不足している1日分の栄養素を提供できるそうです。
ユーグレナ社の売り上げの一部を協賛金として活用することで資金を捻出して、これまでに6,400,960食分のミドリムシクッキーがバングラデシュに届けられました。(2018年9月現在)
この活動は、ユーグレナ社のホームページにてレポートがまとめられています。
クッキー6枚で1日の栄養不足の大半を補えるなんて驚きですよね?
現在は、まだ限定的な活動にとどまっていますが、多くの企業や団体に活動が広がっていけば、地球から飢餓がなくせるかもしれません。
そして、それだけの可能性をひめたミドリムシのスゴさにも改めて驚かされます。
3.まとめ
ミドリムシは味にクセがなく、お菓子本来の味を大きく変えずに栄養をプラスできるので、今回紹介した以外にも、これからもさまざまな商品が販売されると思います。コンビニや調剤薬局などでも気軽に購入できるので、店頭でも探してみてはいかがでしょうか?
たった6枚で1日に必要な栄養素が摂れるので、海外の食糧問題の解決のための取り組みにも利用されています。
バングラデシュでのユーグレナ社の取り組みを紹介しましたが、こうした動きが広がっていけば、本当にミドリムシが地球の未来を救うかもしれませんね。