ミドリムシは放射能の下でも増殖!除染効果も期待!

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まだ記憶に新しい東日本大震災。いまだ続く復興作業や放射性物質の除染作業のことを考えれば、震災はまだ続いていると考えられます。

今回は「ミドリムシは放射能の下でも増殖!除染効果も期待!」と題して、放射能の環境下でも繁殖できるミドリムシの不思議な特性について紹介します。また、藻類の中には除染ができる働きが確認されているものもありますが、ミドリムシにも同様の働きが期待されています。巨大な培養プールを持つミドリムシに除染効果があるとハッキリわかれば、環境の浄化がとてもスムーズになりますね。

1.放射能にさらされても繁殖するミドリムシ!?除去効果にも期待!

放射能にさらされても繁殖するミドリムシ!?除去効果にも期待!

過去の事例やさまざまな研究から、ミドリムシを含む藻類は強い放射線にさらされても生き抜くことができることが知られています。それどころか、放射線をエネルギーとして大量発生するケースもあるようです。また、放射性物質の除去効果が見られる藻類や植物も発見されており、ミドリムシにも同様の効果が期待されています。

スリーマイル原発事故の事例

1979年、アメリカのスリーマイル島で原発事故が起こりました。さまざまな要因が重なった結果、炉心融解が起こり放射性物質が放出されてしまった結果、近隣住民が避難する事態に発展しました。

この事故から7年後、原子炉から燃料を取り出す際に人間であれば1分と生きられない高濃度の放射能の中、大量の藻類が発生していることが確認されました。その藻類の大半がミドリムシだったといわれています。なんと、除去するために1年間もかかってしまうほど大量のミドリムシがびっしりと詰まっていたそうです。

そして、同じようなことは福島第一原発でも起こっています。2014年、12ある地下水くみ上げ用の井戸のうちの一つに、大量の藻が繁殖し、地下水のくみ上げを邪魔したのです。

ミドリムシは高濃度の放射能の中でも生きられる

なぜ、このような環境の中ミドリムシが生きられたのか、はっきりとしたことはわかっていませんが、考えられることはいくつかあります。

一つ目は、ミドリムシは5億年ものはるか昔から生きている生き物だということです。しかもその間、進化や退化、突然変異などの理由による変化がほとんど見られない生き物です。5億年前、地球にはオゾン層がなく太陽からの放射線がダイレクトに降り注いでいる環境でした。そのような環境を生きてきたミドリムシだからこそ放射能が高濃度であってもほとんど問題にならないのかもしれません。

二つ目は、高濃度の放射能の中で生きていた藻類は一般的な藻類と異なり、外側をメラニン色素の膜で覆っていたということが確認されています。メラニン色素は、人の紫外線対策の色素として有名ですが、放射能に対してのバリアにもなるのかもしれませんね。

放射線をエネルギー源として繁殖をする菌も確認されている

放射線をエネルギー源として繁殖をする菌も確認されている

原発事故の発生したチェルノブイリでは、日光の代わりに放射線をエネルギー源として繁殖する菌が発見されています。

放射線をエネルギー源として繁殖できるということは、日光の届かない場所でも放射線があれば問題ないということです。例えば、宇宙空間では、日光は届きませんが無数の有害な放射線が飛び交っています。そのような環境でも、ミドリムシを培養できる可能性が高いということです。

誤解されやすいのですが、放射線を吸収する=放射性物質を除去するということではありません。
太陽に例えた場合、放射性物質が太陽、放射線が日光です。有害物質を取り除くには、放射性物質の除去が必要です。

放射性物質を除去できる植物や藻類の研究もされている

放射性物質を除去できる植物や藻類の研究もされている

放射性物質を除去することのできる植物や菌類が確認されています。

例えば、バイノスという新種の藻類は、ストロンチウムやセシウムを99%除去できるとして、福島原発の汚染物質除去作業に用いられています。

同じ、藻の仲間のミドリムシもセシウムやストロンチウムを吸収する働きが期待されます。植物や藻の仲間が放射性物質を吸収できる理由は、セシウムがカリウムに、ストロンチウムがカドミウムに構造が似ているからだといわれています。カリウムもカドミウムも自然界に存在するミネラルで植物が必要とするものです。

これらの研究は今も進められている最中ですが、ミドリムシに放射性物質を除去する力が確認されれば、すでに大量に培養できるプラントができている点から、他の藻類や植物よりもメリットがありそうですね。

2.まとめ

5億年もの太古から姿をほとんど変えずに生きてきたミドリムシは、過酷な環境下でも生き抜くことができることが確認されています。スリーマイル原発事故の事例では、人間が1分生きられないほどの高い放射能濃度の環境でも、放射線をエネルギーとして繁殖しています。

また、放射線にさらされても繁殖できるということに加えて、さらに放射性物質を除去できる可能性も示唆されています。実際に、ミドリムシと同じ藻類の仲間には除染のために実用化されているものもあります。

このように過酷な環境下でも培養することができて、さらに有害物質を除去してくれる可能性まであるミドリムシは、まさに「未来のスーパーフード」といった感じがしますね。

ミドリムシは、有害物質の除去だけではなく、人間が必要な59種類の栄養素をバランスよく含んでいて、健康にもとても良いものです。サプリメントや健康食品を利用して、日ごろから少しずつ摂取されてみてはいかがでしょうか。

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ミドリムシファミリー

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